鹿児島旅行Part1
鹿児島旅行Part1
Colum for Travel
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旅行者 西九条舞(管理人)
旅行期間 2005.2.15−2.18
行先 鹿児島市
このコンテンツはトピックごとに分けました。該当するトピックをクリックしてください。
九州新幹線つばめ編
鹿児島市電編
カゴシマ・シティビュー編
城山編
桜島フェリー編
鹿児島市内散策編
仙巌園(磯庭園)編
九州新幹線つばめ編
旅の目的
今回の旅行は急に時間に余裕が出来たので、今まで行ったことがなく、さほど旅行費用のかからない場所にしようと思いました。
行ったことのないのは東北方面が多いのですが、鉄道だと時間がかかりすぎるのと飛行機はお金がかかる上に雪で欠航になっては仕事に穴が開くので鹿児島に行くことにしました。
急に決まった旅行なので飛行機で行くと結構お金がかかるのと、ツアー(あくまでも飛行機+ホテルだけのもの)も時間的に取れなかったこともあり、新幹線にしました。
もちろん、九州新幹線・つばめに乗るのも鹿児島行きの大きな決定理由になりましたが。
私が使用した切符は九州往復割引きっぷというもので、往復新幹線指定席(のぞみ可)で途中下車ができない(下車前途無効)の制約があるものの、7日間有効で大阪市内から鹿児島中央までの往復で31,200円です。
もちろん、九州新幹線・つばめにも博多から新幹線に連絡するリレーつばめにも乗車できます。
鹿児島に着いたら、アクセス各駅停車の取材と鹿児島観光をしようという目的がありました。
つばめに乗車
博多行きのぞみは平日でしたが満席に近い乗車率で何故か荷物の多い今回の旅行では荷物を置くのに苦労しました。
博多駅でのぞみからつばめリレー号に乗り換えると行先は在来線区間の終点である新八代ではなく、鹿児島中央と表示されていました。
昔(というよりか九州新幹線が出来るまで)は博多から西鹿児島(当時、鹿児島中央駅は西鹿児島駅でした)まで行く特急つばめ号として運転していて私も熊本まで1度乗ったことがある列車でこの車両はJR九州の看板列車でした。
今回、何年かぶりに乗ると随分くたびれてしまったなと思いました。(それでもテーブルは安定しておりGood!)
熊本で半数のお客が降り、かなり空いた状態になりました。そしてリレーつばめの終着駅新八代へ。
新八代の手前で大きくカーブをし、車内から駅舎が見えるのですが「なーんにもないところに大きな駅舎」というのが第一印象。
新八代でのつばめの乗り換えは同じホームの反対側から出発するのでとてもラクでした。
チケットを見て気がついたのですがリレーつばめとつばめと同じ号車の同じ席番でしたので分かりやすかったのですが、当然新幹線の方が車両のサイズが大きいので乗車位置にズレが出るのではないかなと思いました。
また、現在6両編成の九州新幹線ですが、ホームは8両分ある感じでした。
つばめに乗ってまず思ったのは明るい車内と柔らかいシートで今までの新幹線と違うことでした。
肘掛や背もたれの後ろが木でできており、車内インテリアがすごくよく、40分そこそこの乗車時間では物足りない感じでした。
九州新幹線の区間では車内販売がなく、乗り換え時間も短いのでこの間の供食サービスを考えてもらう余地はあると思います。(博多まで延びたら車内販売をするとは思いますが…)
博多まで線路が延びたら、博多−鹿児島中央間90分、新大阪−鹿児島中央間4時間で結ぶのは現行の設備でも十分可能で、飛行機の大きなライバルになるのは間違いないでしょう。
鹿児島中央駅
九州新幹線が開業した2004年3月13日にそれまでの西鹿児島駅から鹿児島中央駅に変更しました。
エレベーターは新幹線、在来線ともにあり、新幹線の改札口を入ったところに焼酎の立ち飲みスタンドがあり、鹿児島らしい店だなぁと感心しました。
九州往復割引きっぷで改札口を通ろうと思ったら、ゲートが閉まりました。
降りる駅も間違えていないし、不正乗車をしたわけでもないし、みどりの窓口で購入した磁気きっぷなのにゲートが閉まる。仕方がないから有人改札に行くと「このきっぷでは改札機通れません」という返事。「何でやねん(怒)」
気を取り直して2階の改札口から地上に降りると、新幹線開業にあわせて駅前も整備されていて立派でした。雨さえ降ってなかったらの話で、市電に乗るとき屋根がなかったので乗り換えが大変でした。
鹿児島市電編
最低限したかったこと
行く前日の天気予報によると私が行っている間はずっと雨の予報でしたので、正直、行く前からがっかりしていました。
それでも折角、鹿児島まで行くのだから、アクセス各駅停車の取材について、最低でも鹿児島市電だけでも行いたい気持ちがありました。
鹿児島市電だと電車が頻繁に動いているので取材しやすいのと、宿泊ホテルが電停のそばということもあり、行動するのも市電中心だったので雨が降っていない時を見計らって取材できそうというのが理由です。
実際、鹿児島市電はアクセス各駅停車の取材だけでなく、観光や食事、買出しなど本来の目的以外にも利用し、重宝しました。
鹿児島市電
鹿児島市電は上の図のように2つの系統があります。
鹿児島においてJRの中心駅は鹿児島中央駅になっても、市電は従来通り鹿児島駅前を起点としています。
運賃は均一で160円、1系統の市民病院前から鴨池の間と2系統の鍛冶屋町から中郡間は乗り換えをしないといけないので高見馬場か郡元で乗り継ぎ券をもらい、乗り換えます。
路線図に車いすマークがあるのですが、後述するユートラムという車両がノンステップの市電が走っていて、車いすマークのある電停では車いすの方も乗降できるとされています。
(それでもハンドル方のシニアカーと呼ばれるものは乗車できないと謳っています。)
車いすの方でも乗降はできるのですがもともと電停の幅は鹿児島中央駅前電停以外は変わっていないと思われますので、狭いと感じる方が殆どだと思います。
市電・市バス一日乗車券
今回もフリーきっぷを使いました。市電・市バス一日乗車券です。(大人600円)
3泊4日の旅でしたが、1日乗車券を3回使いました。(使わなかったのは初日だけです)
スクラッチ方式の乗車券で初回乗車時に乗車する年月日を1ヶ所ずつ削ります。
それを市電や市バスの運転手に見せるだけです。
車内でこの乗車券を買えます。
市内中心部の駅間距離は短いのですが、1日乗車券を持っていたら少々の距離でも市電に乗ったりしてました。
市バスには後述する「カゴシマ・シティービュー」も含まれており、旅行者にお勧めの1枚だと思います。
ユートラム
ユートラムというのは鹿児島市電が運行しているノンステップで走る市電の愛称です。
鹿児島でノンステップの市電が運行されていることを知っていたので(知っていたから行き先を鹿児島にした部分もかなりあります)、絶対にユートラムに乗ろうと思っていました。
しかし、あっさりとユートラムに乗車することになりました。
鹿児島中央駅前からホテルの最寄の電停まで市電に乗ったわけですが、最初に乗ったのが偶然にもユートラムだったのです。
ただ、大きな荷物を持っていたので初回に乗った時には撮影も出来ない状態だったので次の日以降にしようと思いました。
(とは言っても、荷物が大きかったので、ノンステップ車両はありがたかったです。)
次の日から観光もしながら、アクセス各駅停車の取材をしたので市電に乗る機会はかなりあり、当然、ユートラムに何度も乗ることができました。
市電はユートラムの場合は後ろ、そのほかの車両は真ん中から乗り、前から降ります。
車いすの方は運転手のいる前のドアから乗降します。
車内にスロープが設置されていてスロープ版をホーム側に倒すと隙間なしの渡し板の状態になり、乗降できる仕組みのようです。スロープに関して言えば、単純な構造ですが、こういう構造の方が故障などのアクシデントを起こしにくいのでいいと思います。
ドアの幅も大きいので車いすの方も楽に車両に乗れます。
ユートラムの車内です。
写真を見ていただいたら分かっていただけるのですが、ノンステップの車両は車輪の部分が車内空間を狭くしている例が多いのですが、鹿児島市電はそれがないのです。
これは運転台の部分に車輪があるためで乗客は圧迫感を感じないのです。(とは言え、運転台の部分が広いのでユートラムの定員は普通の市電より少ないそうです。)
シンプルながら近未来的なデザインは21世紀の市電のモデルになるのではないかと思います。
ユートラムの車いすスペースです。
この写真を撮った時には誰も乗車していなかったのですが座席は跳ね上げていました。
別のユートラムの車両はこの座席そのものもないタイプも走っていました。
出口からすぐの場所にあるので乗りやすいと思います。
ただ、この旅行中に車いすの方がユートラムに乗っているのを見ませんでした。
鹿児島シティ・ビュー編
カゴシマ・シティビュー
カゴシマ・シティビューは上の図のようにカゴシマ中央駅を起点に市街地にある観光地を循環しているバスです。1周約1時間で運行します。
しかも、カゴシマ・シティビューは鹿児島駅の近くを通るのにも関わらず、停留所がありません。
運賃は180円の均一運賃ですが、市電の項でも述べたとおり、市電・市バス一日乗車券で乗車できるため、これを最大限活用しました。
ちなみに現在は上のルートと若干違います。
運行ダイヤ
カゴシマ・シティビューは鹿児島中央駅を毎時00分に出るバスがスロープつきのワンステップバスで、毎時30分に出るバスがスロープのないバスです。
私は鹿児島中央駅前を30分発のバスに乗ったのでワンステップバス(スロープなし)になりました。
平日だったこともあり、1番前の座席に座って前方からの景色を楽しみました。
レトロ調の車両は旅行に来たという感覚を高めてくれます。
折角、観光路線バスに乗ったので、しっかり観光をしたいので城山でこのバスを降りました。
カゴシマ・シティビュー スロープバス
城山での滞在時間は30分。つまり、次のバスが来るまでの間だけでした。
スロープ付のバスがやってきました。
このままもと来た道をそのまま引き返せば鹿児島中央駅にすぐに行けるのですが、一方通行なのでそうは行きません。
それはさておき、このバス、前と中央にドアがあるのですが、中央のドアに手動式のスロープがあります。それを引き出して車いすの方も乗車できるようになっています。
こちらのバスの車内もなかなかいい感じで観光客としてありがたいです。
スロープ付のバスは1時間に1本しかないので1度降りると1時間バスが来ないことになりますが、1時間で観光するか他の乗り物とのアクセスがいい場合はそちらに乗車することも考えると車いすの方が鹿児島を観光するのも楽ではないかと思います。
城山編
城山散策
城山は鹿児島の市街地にある小高い山ですが、歩くとなると少々しんどいです。
しかし、一般の路線バスはなくカゴシマ・シティビューに乗るかタクシーを利用するかになります。
迷うことなくカゴシマ・シティビューにしました。
他にバス路線がないのでカゴシマ・シティビューに乗るなら下車する場所はここが1番だと思います。
先程の項で滞在時間は30分と書きましたが、本当は1時間を予定していました。
しかし、バス停から歩いてすぐに展望台に到着してしまったために滞在時間を短縮しました。
短縮したのは長居する価値がないと判断したのではなく、逆に長居をすると時間が足りなくなると判断したのと、いつ雨が降るのか分からない状態なのでバスを待っている間に大雨…というのを避けたかっただけです。
上の写真は城山展望台から撮影した桜島です。
ここのバス停で降りたら車いすの方も展望台までいくことができます。(また、駐車場もバス停と同じ場所にありました。)
車いすトイレもあるので後はここまでのアクセスが良ければいいなと思いますが、時刻を決めてから行動するのがいいかと思います。
そう言えば、ここの土産物店のいくつかは商品を買った人へのお釣りが変わっていて、(希望すれば)岩倉具視の500円札とか伊藤博文の1000円札でもらえます。
我が家にはどちらもあったのでおつりはもらいませんでしたが旧札を手にしたい方は城山の土産物店に行かれてみてはどうでしょうか?
桜島フェリー編
天気は悪かったのですが
今回の旅行は雨中心の旅行で、桜島も行くかどうか悩みました。
昼間は何とか雨が降らなさそうだったので、フェリーでとんぼ返りしてみました。
運賃が150円と船の所要時間も10分少々なので気軽に行けるのが桜島行きを決めた理由です。
桜島フェリーの公式HPを見ていただけると分かりますが、夜中でも船が動いているのは(真夜中でも1時間に1本はある)特筆すべき点でしょう。
市電の桜島桟橋通電停で降り、数分歩いたら桟橋でした。
桜島桟橋
桟橋に到着して驚いたのはバリアフリー化になっているところです。
入口から乗船口まではエレベーターがありますし、車いすトイレも完備されています。
乗船口からフェリーまでも写真のようにブリッジがかけられ、段差なしで乗船できます。
ただ、客室へは段差があります。夏と冬の乗船は辛いですが、10分少々なので外でも我慢ができるかとは思います。
桜島フェリーですが、昔は桜島町が運営していましたが、市町村合併で現在、鹿児島市船舶部を新設し、ここが運営しています。
船内で驚いたのは10分少々の船旅なのにうどんスタンドがあること。最近、船内設備が省略化されているので貴重な存在です。(でもお腹が空いていなかったので食べませんでした)
桜島に到着して
鹿児島側だけでなく、桜島側でもフェリーの乗降は楽でした。
ブリッジもエレベーターもありました。ただ、設備は鹿児島側ほどきれいではありませんでしたが。
それでもフェリー乗り場周辺散策なら、車いすの方も十分散策できるものです。
問題はこの先のバスの便だけです。バスの便はフェリーと比べ物にならないほど少ないですし、(桜島側ではあまり見ませんでしたが)そのバスもノンステップバスを見かけなかったので、桜島観光は車が必要でしょう。
それでも、フェリー乗り場の近くの溶岩なぎさ遊歩道を歩いたり、道の駅や桜島ビジターセンターに入ったりしましたし、近くの国民宿舎で日帰り温泉も出来るので、フェリーで渡っただけでもそれなりに楽しめます。
鹿児島市内散策編
鹿児島と言えば
鹿児島と言えば島津藩とすぐに思い浮かべる方が多いと思います。
鹿児島市章はその島津家の家紋である、丸十字をベースに「市」という漢字の図案化したものです。
それだけ、鹿児島と島津は切っても切り離せないものです。
私が知る限り、大名の家紋をベースにしている市章は他に伊達家の家紋(三ツ引両)をベースに「仙」という漢字を図案化した仙台市章だけです。
あまり、市章を見かけない自治体もあるのですが、鹿児島の場合は街のあらゆるところで見かけます。
その鹿児島で困ったことと言えば、ゴミ箱が少ないのです。
他のところよりゴミ箱の多い大阪市を基準にしたら、ごみのポイ捨てを奨励しているのかと思うくらいゴミ箱が少ないのです。
ちなみに、大阪市内はバス停にはゴミ箱が殆んど設置されていますし、児童公園のような大きさでもゴミ箱があります。
ゴミ箱が設置されていないと私のような観光客がゴミを処分するのにも一苦労し、ゴミ箱を見つけたらたまったゴミを処分しました。
鹿児島で観光する時にはゴミを作らないようにすることが大切かもしれません。
そういう意識が鹿児島市民にはあるのでしょう、鹿児島の街はゴミのないきれいな街でした。
夜の鹿児島
鹿児島市の中心部に宿泊したので食べ物の心配は全くなかったです。
上の写真は夕食後、散歩がてら撮影した鹿児島市役所です。
重厚な建物ですが、この建物1棟だけでは全ての業務が出来ないので何棟か庁舎があります。
雨続きの旅行だったのであまり出歩かなかったのですが、これだけは何回か通っているので(市電に乗っているから)これだけは撮りたいと思っていました。
夕食は薩摩ラーメン、薩摩料理、黒豚のとんかつと鹿児島に関連する物を天文館周辺で食べ、歩いても知れているのですが2停留所分だけ市電に乗ってました。
意外な発見
街中をあてもなく散策するのが好きなのですが、はじめはザビエル公園に行こうとは思わなかったのですが、だんだんこの公園に近づいたのでよってみることにしました。(ここにはカゴシマ・シティビューも停車するのですが)
ただ、行ってみるとあまり広くない公園にザビエルの胸像があるだけなのですが、折角なのでザビエル公園で写真を撮り、ザビエルの胸像の前まで行きました。
意外と思ったのはザビエルは禿げていないのです。
歴史の教科書には必ず禿げている(確か毛を剃っているだけなのですが)ザビエルの絵があるのですが、ちゃんと髪の毛がありました。
ザビエル公園に行ったので、近くにある西郷さんの銅像に歩いていきました。
写真は以前、トップページで公開しましたので割愛しますが、ここで撮影する方が多いらしく、撮影場所と親切に看板がありました。
実はこのあたりは観光名所が多いことを最終日に知りました。
桜島桟橋付近で
このあたりは最終日、ホテルをチェックアウトをしてから歩いていきました。
旅行当時は造成中だった、ウォーターフロントパークが桜島桟橋の近くにありました。
その公園で写真のような車いすトイレを発見しました。
ドアが曲線になっていて、ボタンで扉を開閉させるものです。ボタンを押すと180度まわって扉が閉まり、それから便座に乗り移ります。
変わったトイレなので入ってみると少し狭さを感じますがそれ以外はまずまずの居住性でした。
鹿児島の新しい観光名所になりそうなのが実はこのあたり。
ドルフィンポートという商業施設が私が行った後に開業しているみたいだし、もちろん、今ではカゴシマ・シティビューも停車しています。
また、NHK鹿児島放送局もこのあたりに移転するようです。(その工事現場の前を通りましたので間違いないと思います。)
今回はオープン前だったのでこのあたりに行けませんでしたが、今度鹿児島に行った時は行きたいところのひとつなのは間違いないです。
仙巌園(磯庭園)編
1日パスポート
カゴシマ・シティビューに乗車し、仙巌園で降りたときのこと。乗務員が「1日パスポート」というものをを1日乗車券を持っている私に渡してくれました。
どうやら「1日パスポート」と1日乗車券を同時に提示したら入園料が割引になるらしい。
入口で提示したら200円割引になりました。
仙巌園のホームページにあるとおり、ここは行政が管理する庭園ではなく、島津家が管理しているもので、入園料も少々お値段がします。
しかし、広大な庭園と各種展示物をそろえているので行く価値はあります。
これ以外にも割引施設があるのでカゴシマ・シティビューに乗られるときは1日パスポートをもらわれることをお勧めします。
最後に立ち寄った場所
仙巌園は万治元年(1658)、島津光久がこの地に別邸を構えたのを始まりでそれを現在一般に公開されています。
この庭園のすぐそばは錦江湾ということもあり、磯庭園と呼ばれており、「仙巌園(磯庭園)」とカッコ書きで案内されていますし、カゴシマ・シティビューの停留所もそのように表記されています。
ここは場所柄、桜島の風景が良く見えるので(というより、これがあるからここに別邸を建てたと思うのですが)桜島を借景とした庭園が見物です。
私がこの旅行で最後に立ち寄った場所です。
実はこの仙巌園はカゴシマ・シティビューでまわらなければ存在すら知らないままになっていたところです。
ここで多くの乗客が入れ替わり、訪れてみたくなりました。
そして、来てよかったと思いました。
一部車いすの方が入れない場所はあるのですが、庭園散策は問題なく出来ますし、車いすトイレもあります。
右側の写真は正門です。
正門と言えば、入場ゲートと言うイメージがありますが、ここはあくまでももともとあった別邸の正門で、入場してから正門を撮った感じになります。
天気がよければいい写真になっていたと思うのですが残念です。
晴れたときならもっときれいな桜島も見えるのだろうなと感じ、再びここを訪れることを決意したのでした。
仙巌園を見学後、別の建物で行われていました、「薩摩のひな祭り」という特別展を見に行きました。
私が行った時期に毎年公開されているようでしたが、初めて鹿児島を訪れた私には新鮮で人形だけでなく、付属品・調度品も丁寧に作られていて、芸術品か重要文化財レベルなのかと思いました。
ここを後にした私は鹿児島中央駅までまっすぐに向かい、新幹線に乗って大阪に帰りました。
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